2016年1月23日土曜日

ぶなニュース №37

復刻版 ぶなニュース  第37号 2003年4月16日発行

○石割山~行者岩
  4月13日天気が回復したので、石割山に登る。この山から東側に伸びる 稜線沿いにブナがありそうなので行ってみる。
  仮称「行者岩」の付近にもブナはあるが、どれも小ぶりであった。期待したほどの 大ブナはなかった。
しかし、この暖かな陽気につられてか、 林床のあちらこちらにバイケイソウが頭をのぞかせていた。
  ハンノキの赤いすだれやクロモジの黄色い花が周囲の風景に彩を添えていた。 これからブナの芽吹きも始まり、見過ごせない季節の到来となる。
  山中湖畔の平地部でもトリカブトの若葉が顔を出していた。 先週の土曜日が銀世界であったことを思うと、信じられないような変化である。
  この時期、野鳥の観察もブナ同様楽しい。この日確認した野鳥ではアカゲラ、シジュウカラ、ホオジロ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガなどであった。

石割山のブナ

ハンノキの花穂 2003年4月13日 撮影


○金時山のブナ
 4月16日、南足柄から林道を経由して金時山へ。 頂上近くに来ると、ブナがちらほらと現れる。大きいものはないが、それなりに楽しめる。 この時期、まだ花は少ないが、それでもアセビや、足元にはタチツボスミレの可憐な花が咲いていた。
  平日だったが頂上には20人ほどの登山者がいた。
  頂上付近のブナを写真に収め、30分ほど休憩して下山した。

金時山のブナ 2003年4月16日 撮影